医療事務の資格には、様々な種類があり、難易度も様々です。その中でも、人気の資格は3つあります。1つ目が診療報酬請求事務能力認定試験、2つ目が医療事務技能審査試験、3つ目が診療情報管理士です。では1つ1つ説明していきたいと思います。

まず、1つ目の診療報酬請求事務能力認定試験ですが、病院、診療所での請求事務に関して、正しい点数計算ができるかどうかを試す試験となっています。医療機関の基礎知識はもちろんのこと、レセプトを手書きで作成できるかが問われます。わたしも、受けた事がありますが、難易度の高い試験だと感じました。医療機関での点数計算は、病院、診療所でそれぞれルールが違い、また、外来、入院でも計算の仕方が違います。試験当日は資料の持ち込みが可能ですが、ある程度の知識が無ければ時間がなくなってしまうので事前の勉強は必須です。受験資格はありませんので、未経験者でも受験できる資格となっています。ただし、合格率が20~30%なので医療従事者でも落ちてしまう難しい試験となっています。もし、合格できれば、就職や転職にかなり有利な資格といえるでしょう。

続いて、医療事務技能審査試験ですが、上記の医療知識、請求事務にプラスして受付業務、接遇について問われます。診療報酬請求事務能力認定試験に比べて請求事務の問題は比較的簡単になっているので、合格率は約60パーセントと高くなっています。受験資格は無く、2級、1級と試験があります。合格したのちに、メディカルクラークの称号が与えられます。履歴書の資格欄にメディカルクラークが書ければ、就職に有利になると言われます。診療報酬請求事務能力認定試験と並んで医療機関ではスタンダードな試験と言えるでしょう。

最後に診療情報管理士ですが、この資格は病院に就職してからとる方が多く見られます。診療情報管理士とは、医師が作成したカルテを管理する仕事や、そういった診療情報から必要な情報を抽出、分析して医療の質の向上や患者のニーズをとらえることで病院経営に役立てる役割があります。受験資格が、日本病院会が指定した大学や専門学校で必須科目を履修するか、日本病院会が指定する通信教育を受けることで資格が得られます。どちらも2年間の受講が必要となり、卒業試験となる試験を受けて60%以上で合格となります。合格率は50%程なので、しっかり勉強をすれば合格できる資格となります。今では、都会での診療情報管理士の求人が多く、転職するには良い資格です。

3つの資格をご紹介しましたが、資格を取得していれば就職試験の時に優遇されると思いますが、医療事務の良いところは資格が無くても仕事が行える事です。医療事務の資格の中に国家資格となる資格はないため、必ず上記の資格を持ってなければならないという事はありません。自身のスキルアップのために就職後に資格を取得する方も多くいます。わたしもそのうちの一つです。なので、医療事務は資格が無くても十分活躍できる仕事なので、興味があれば積極的に働いてみませんか。