今まで、一般的な医療事務の説明をしてきましたが、わたしがどのような仕事をしてきたか紹介したいと思います。

わたしは、医療事務の経験年数が8年です。大学を卒業し、新卒として病院の事務職員へと採用されました。最初の異動先は99床の中小病院でした。そこでは、事務職員が事務全般の仕事を行い、受付から会計、請求事務、総務的なイベントの開催、薬の発注、車いすのタイヤ交換まで様々な仕事を行います。事務職員も10名ほどであったので、大病院の課長クラスが行う施設基準の届け出や医師免許の管理など責任のある仕事も行う事が出来ました。わたしが入職して、まず壁にぶつかったのが受付の基本である保険証の確認です。保険証には確認する項目が多くあり、名前、生年月日はもちろん、本人なのか家族なのか保険者番号、記号・番号、資格取得日、負担割合など、1つでも登録に間違えがあると、請求事務を行っても、返戻という形でお金が保険者からもらえません。また、保険証だけでなく福祉医療の受給者証や限度額認定証、公費医療、労災、自賠など請求する方法は様々で入職当初は登録に間違えがあり、よく上司に怒られました。そんな、中小病院で様々な医療事務の経験をすることで、医療制度の知識を広く得ることが出来ました。

その後、450床の大病院の病診連携課へと異動となりました。わたしが、診療所やクリニックで働いた経験がないのに色々語れるのは病診連携課のおかげです。この課は病院なら必ずある病院ならではの課です。簡単にいうと、当院の患者さんを他院へと紹介する、また他院から紹介となる患者さんの予約をとる部署です。様々な病院や診療所、クリニックからの予約をとる事で、医療機関同士の連携が最も重要となります。会議などで、他院の職員とお会いする機会が多く、情報交換をしたりすることでお互いの医療機関の特色を知れるようになりました。病診連携課は病院の窓口として医療機関と患者さんを繋ぎます。人同士で行う部署のため、コミュニュケーションや接遇力、医療の専門知識が問われます。

医療事務の仕事って難しいじゃないかと思う方が多いと思いますが、一番大事なのは患者さんのために何ができるかです。医師や看護師のように救護はできないかもしれませんが、医療事務として事務作業の迅速、丁寧、正確に行う事で患者さんの満足度へと繋がります。未経験でも、患者さんへの優しい心があれば向いている仕事であるといえるでしょう。また、医療の知識を幅広く得ることもできます。あなたも興味があれば医療業界で一緒に働いてみませんか。