わたしは現在も医療事務にて働いています。現在8年目の病院勤務です。医療事務といって思い浮かぶ仕事は、前回にもお伝えした通り「受付」、「会計」、「電話対応」、「女性の仕事」というイメージですが確かにそのような仕事もありますが、病院と診療所、クリニックでは仕事内容も変わります。

まずは診療所、クリニックについてです。診療所やクリニックは、病気になった時にかかりやすい医療機関です。勤務日は月曜日から土曜日の午前中のみの出勤が多いです。勤務時間は8時から18時までが基本で、午前、午後で小休憩が1回ずつあり12時30分から13時30まではお昼休憩といった医療機関がほとんどです。訪問診療を行っている医療機関では水曜日もしくは木曜日が休診となるため、休みになるか事務作業を行います。また、病院と違い開業医のペースで仕事を行うため、夏休みや冬休みはまとまった休みとなり連休となる事が多いです。患者数は多いところで1日100人を超えます。最近では、専門科に特化した医療機関が多くみられ○○耳鼻咽喉科クリニックや○○泌尿器科クリニックなどがあり、病院にかからなくても地域のお医者さんで十分診ていただけます。また、開業医のほぼすべての先生が専門を持っています。どこかの病院で勤務医として医療に従事し、自分の得意分野を見つけます。親の開業している医療機関を継ぐ医師であれば、病院での研修医を終えて親と一緒に働く事もありますが、ほとんどの医師が病院で何十年も働いて自身の腕を磨いた後に開業します。

開業医の職員配置は医師1名、看護師2名~3名、技師が1名~2名、医療事務が3名~4名といった内訳が多いと思います。診療所、クリニックの職員の多くは開業した当初から働いています。つまり、昔からある開業医の職員はベテランが多いです。開業時の核となる職員は、以前医師が勤めていた病院から引き抜くことが多くあります。いわば、医師にとって仕事がしやすく即戦力になる人材です。医師にとっても自身で開業する以上経営をしなければなりません。そのため、優秀な人材を確保するもっとも簡単な方法は病院から引き抜く方法です。ただし、それほど病院から優秀な人材を引き抜けないのも事実です。専門職である看護師や技師は、病院からの引き抜きが多いですが、医療事務はそれほど多くないです。医師にとって看護師や技師さえいれば医療行為にそれほど支障を来たさないため、最悪開業する際に医療事務の目途がたっていなくても求人さえ出せばなんとかなると考えます。もし、病院の事務職で引き抜くとしたら、医師の代行入力を行う医師事務作業補助者や会計の計算が出来る医事課の職員ですが、正直、病院での医師と事務職の間柄はそれほど緊密ではありません。出来れば、受付映えする若くてきれいな女性を引き抜きたいですが、そういった職員ほど医師とは遠い存在にあります。

つまり、開業医のほとんどが開業する際に医療事務の求人を出します。素人がおこなっても、医療行為に支障はそれほど来たさず、ある程度の経験を重ねればそれなりの仕事ができるからです。だから、医療事務は求人が多く出され、素人でも仕事が行える職業です。もちろん、医療機関の経験があり、医療事務としての資格を持っていたほうが、採用はされやすく、医師にも重宝されますが、医療業界が初めての職員も多く見かけます。