診療所・クリニックの概要がわかったところで実際にどのような仕事内容がある説明していきたいと思います。基本的には皆さんがイメージする仕事がほとんどです。主な仕事は、「受付」、「会計」、それから「請求事務」です。

「受付」では患者さんとの窓口対応はもちろん薬の納品処理や郵便物の受け渡し作業などの業者への対応、外からの電話対応などがあります。受付には様々な患者さんが来院されます。定期的に薬をもらいに来る予約の患者さんもいますが、体調が悪くて来る患者さんも多くいます。予約患者が多い診療所、クリニックは仕事量が多いですが安定した経営も出来ているともいえます。予約の患者さんだけが来るのであれば、仕事の予定も立てやすく大きな混乱もそれほど起こりません。しかし、医療機関である以上、体調の悪い患者さんが急に訪れるため、その都度適切な対応が求められます。軽症の風邪や腹痛からけがや骨折など大きな病気まで種類は様々で緊急性があると感じた患者さんはすぐに医師や看護師に繋げなければ生死に関わる事があります。緊急性があるかどうかは正直なところ素人ではよくわかりません。もし、そういった場面に遭遇したら、(というか必ず訪れます)看護師、医師にすぐに相談しましょう。医療業界では仕事の基礎となる「報告・連絡・相談」が患者さんの命に直結するため何より大切となります。例えば、料理中に指を切ってしまった患者さんが受付に急に訪れた場合はどのように対応しますか。医療行為の出来ない医療事務が行える事といえば看護師、医師にいかに早く情報を正確に伝えるかです。この場合は、名前、生年月日、連絡先程度を聞き出し、後は看護師もしくは医師を呼んで即座に対応してもらいましょう。血がだらだら出ているからといって、無防備な状態で対応しては感染のリスクがありますので絶対にしないでください。強いていえば、看護師、医師が来るまでの間に血がたれているようであれば止血ができるような布を渡して本人に止血をしていただく程度です。このように、誰でも行える仕事ではありますが医療職である以上、常に緊張感を持って仕事を行わなければなりません。

また、窓口対応はその医療機関の顔となります。どんなに多忙であっても、笑顔で丁寧に正確に早く行う事が求められます。体調が悪くて来院される患者さんは具合が悪くて来院しているため、早く診察をしてほしいと考えます。それなのに、受付で職員同士が笑い声をあげて話していたり、いつまでも患者さんを待たせてしまったりなどの不快な対応をしてしまうとすぐにクレームへとつながります。患者さんには医療機関を選択する権利があるので、どんなに名医がいる医療機関でも受付の印象が悪ければ不快な思いをさせるどころか二度と来院しなくなることもあります。常に笑顔で対応しましょう。

そして忘れてはいけない大事な仕事の一つに「会計」があります。医療機関では医師や看護師が行った医療行為を正しく計算しなければなりません。会計の計算を医療用語で算定といいます。医療機関ごとに算定できる医療行為が変わってきます。そして正しく算定されているか確認を行う「請求事務」があります。請求事務作業は月初めに行い、主な請求先である支払基金、国保連合会に請求します。「算定」、「請求事務」についての詳しい説明は病院の仕事内容の時に詳しく書かせていただければと思います。

このように診療所、クリニックでの仕事は日々の主な仕事は、「受付」、「会計」で、定期的な仕事は「請求事務」があります。